『ポジションを固定した指導は選手の可能性を奪っていないか？』

早稲田ユナイテッド川崎アカデミー

『ポジションを固定した指導は選手の可能性を奪っていないか？』
～僕は小学１年生の時からセンターバックをやらされ、ドリブルが上手くならなかった

なぜ、ポジションを固定した指導をするのか？

それは、チームが勝つためだ。

もちろん、勝つことは大切なことだ。

でも、子供たちはどうなるのでしょうか？

子供の目線、子供の心をのぞいてみました

(1) 僕は小学1年生の時からずーっとセンターバック
(2) 僕は右利きだが、ずーっと苦手な左のFW
(3) もっといろいろなポジションをやってみたいな。でも、チームが勝つためには仕方ないのかな
(4) 僕はずーっとゴールキーパー。本当はFWをやりたいが、ゴールキーパーをできる子がいないから、ずーっと僕がやっているんだよな。ゴールキーパーができる子が入ってこないかな？

これらは、全てチームの都合に子供が合わせられているのです。

では、この子供達の将来はどうなるのでしょうか？

子供の将来、何年も先まで本気で考えている指導者は、ポジションの固定を行いません。

たとえ、適性なポジションと思っても、全てのポジションを経験することが、子供の将来の糧になるのです。

今のこの時点での、チームの勝利と、子供の将来のどちらが大切なのでしょうか？

それは、間違いなく「子供の将来」なのです。

チーム事情はいろいろあり、指導者も悩みは尽きないが、

「子供の将来」を最優先に指導する人が増えれば、増えるほど、子供たちが将来活躍して、

そして、その時こそが、

「指導者としての結果が出た時」なのではないでしょうか？

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